专利摘要:
完成潤滑剤の形成方法は、完成潤滑剤のための目標高温粘度を選択することを含む。基油ブレンドのための目標高温粘度を選択する。基油ブレンドのための目標高温粘度は、完成潤滑剤のための目標高温粘度を下回る。少なくとも3種の粘度等級の基油から少なくとも2種の基油を選択及び混合して、基油ブレンドのための目標高温粘度を満たす基油ブレンドを形成する。基油ブレンドを、高性能添加剤パッケージ及び粘度調整剤と混合して、完成潤滑剤のための目標高温粘度を満たす完成潤滑剤を提供する。目標高温粘度を有する基油ブレンドのためのこの少なくとも2種の基油は、完成潤滑剤の目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤がより少なくなるように選択される。
公开号:JP2011506676A
申请号:JP2010538028
申请日:2008-11-18
公开日:2011-03-03
发明作者:ザッカリアン、ジョン、エイ.;ティロナ、アンヘリート、ティー.
申请人:シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド;
IPC主号:C10M177-00
专利说明:

[0001] 本開示は、完成潤滑剤、特に自動変速機油の形成方法に関する。より詳細には、本開示は、完成潤滑剤の目標高温粘度を満たすための粘度調整剤をより必要としない完成潤滑剤の形成方法に関する。]
背景技術

[0002] 例えば自動変速機油(ATF)等の完成潤滑剤は、低粘度の基油を、非常に高分子量のポリマーとブレンドすることにより製造され得る。このポリマーは、基油及び添加剤のみの粘度に比べてより高い粘度を、高い運転温度で提供するために用いられる。高温粘度のこの増大を、より低い温度において粘性を有することなく得なければならない。つまり、完成潤滑剤は、優れた低温ポンパビリティを有していなくてはならない。ポンパビリティの要求により、ポリマーの選択は、幅広い温度範囲にわたって所望の溶解度特性を有するものに限定される。ATFの用途において、ポリメタクリレートポリマーが特に好ましい。]
課題を解決するための手段

[0003] 実施形態において、完成潤滑剤の形成方法は、完成潤滑剤のための目標高温粘度を選択することを含む。基油ブレンドのための目標高温粘度を選択する。基油ブレンドのための目標高温粘度は、完成潤滑剤のための目標高温粘度を下回る。少なくとも3種の粘度等級の基油から、少なくとも2種の基油を選択及び混合して、基油ブレンドのための目標高温粘度を満たす基油ブレンドを形成する。基油ブレンドを、高性能添加剤パッケージ及び粘度調整剤と混合して、完成潤滑剤のための目標高温粘度を満たす完成潤滑剤を提供する。目標高温粘度を有する基油ブレンドのための少なくとも2種の基油は、完成潤滑剤の目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤がより少なくなるように選択される。]
[0004] 実施形態において、改善されたポリマー増粘効率をもつ基油ブレンドの作製方法は、(a)ワックス質原料から作製された2種以上の粘度等級の基油を選択することと、(b)この2種以上の粘度等級の基油をブレンドして目標の粘度にすることと、(c)この2種以上の粘度等級の基油を、固定量の高性能添加剤パッケージとブレンドして、基油ブレンドを形成することと、(d)この基油ブレンドを、固定量の粘度調整剤とブレンドして、完成潤滑剤を形成することと、(e)この完成潤滑剤の粘度を測定することと、(f)完成潤滑剤の粘度と基油ブレンドの粘度との間の差を算出することと、(g)ワックス質原料から作製された2種以上の粘度等級の基油の選択を変更し、ステップ(a)から(f)を少なくとも1度繰り返すことと、(h)完成潤滑剤の粘度と基油ブレンドの粘度との間の差を比較して、2種以上の粘度等級のどの基油を選択すると最も大きい差が生じるかを決定することとを含む。]
[0005] 実施形態において、自動変速機油の形成方法は、自動変速機油のための目標高温粘度を選択することを含む。基油ブレンドのための目標高温粘度を選択する。超軽質基油分画、軽質基油分画、中軽質基油分画及び中質基油分画が与えられる。中質基油分画及び軽質基油分画を混合して、基油ブレンドの目標高温粘度を満たす基油ブレンドを形成する。基油ブレンドを、高性能添加剤パッケージ及び粘度調整剤と混合して、自動変速機油の目標高温粘度を満たす自動変速機油を形成する。目標高温粘度を有する基油ブレンドのための中質基油分画及び軽質基油分画は、自動変速機油の目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤の量を最少化するように選択される。]
[0006] ポリマーと、ガストゥリキッド(GTL)法により作製される基油とのブレンド中に、いくつかの予想外の相互作用が存在することを発見したことは驚きに値する。ATFのための基油を、特定の基油粘度を得るために、2種の異なるGTL基油をブレンドすることにより作製した。ポリメタクリレートポリマー(PMA)の増粘効率(基油の粘度を上回り、PMAによりもたらされる粘度の増加である)が、基油液ミックス中におけるGTL基油の選択に応じて異なることを見出したことは驚きに値する。通常、特定の粘度の基油に添加されたPMAは、基油をどのように調製したかにかかわりなく、同じ粘度増加をもたらすことが予想される。増粘効率は、溶媒(すなわち基油液)中へのPMAの溶解特性に依存している。すべてのGTL基油は、高い程度のパラフィン性、及び非常に少量の芳香族化合物等の、非常に類似した化学的特性を有する。このように、一緒にブレンドされているGTL基油の種類にかかわらず、溶媒特性は非常に類似しているはずである。したがって、ATF等の潤滑剤を作製するために必要とされるPMAの量を最適化できることを発見したことは驚きに値する。基油を賢明に選択することにより、最大量の粘度増加を得ながらもなお、使用するPMAをより少なくすることができる。]
[0007] したがって、慎重に選択された基油を含むATF基油液を用いて、目標高温粘度を満たすATFを形成することができる。慎重に選択された基油を含むATF基油液は、選択された異なる基油を含むATF基油液に比べて、目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤がより少ない。粘度調整剤がより少ないとは、ほぼ同じ動粘度の比較可能な基油又は基油ブレンドにおける目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤の量に比べて、高温粘度目標を満たすために必要とされる粘度調整剤で、少なくとも0.02重量%減である。ほぼ同じ動粘度とは、100℃で0.20mm2/s以内の動粘度である。特に、いかなる理論によっても限定されることを望まないが、基油の混合物中で、最も大きなPMAの増粘効率をもたらす基油は、組成及び沸点の範囲において最も類似しているものであると思われる。相互作用して増粘効率を改善する組成の特性は、炭素100個当たりのアルキル分岐の量、及び異なる種類の炭素の重量%である。ポリマーの粘度調整剤は、通例、ATF配合物中に用いられて、高温(例えば100℃)での粘度を増加させる一方で、低温(例えば−40℃)で妥当な流動性を維持する。]
[0008] 定義及び用語
以下の用語は、本明細書中にわたって用いられ、別に示されなければ以下の意味を有する。]
[0009] 本開示の文脈中において、「超軽質基油」又は「XLBO」という語句は、100℃において約2.0から約3.8mm2/sの間の動粘度を有する基油を指し、「軽質基油」又は「LBO」という語句は、100℃において約3.8から約5.0mm2/sの間の動粘度を有する基油を指し、「中軽質基油」又は「MLBO」という語句は、100℃において約5.0から約6.8mm2/sの間の動粘度を有する基油を指し、「中質基油」又は「MBO」という語句は、100℃において約6.8から約10.0の間の動粘度を有する基油を指す。動粘度を、ASTMD445−06に従って測定し、mm2/sで報告する。]
[0010] 「高温」という語句は、ATFについての高い運転温度の範囲、例えば、約70から約170℃の間、特に約100℃を指す。「低温」という語句は、ATFについての低い運転温度の範囲、例えば、約0から約−55℃の間、特に約−40℃を指す。]
[0011] 「高温粘度」という語句は、ATFについての高温のより高い運転温度の範囲内におけるATFの動粘度を指すが、「低温粘度」という語句は、ATFについての低温のより低い運転温度の範囲内におけるATFのブルックフィールド粘度を指す。関連として、「目標高温粘度」という語句は、ATFを配合する際における、ATFのための所望の高温粘度を指すが、「目標低温粘度」という語句は、ATFを配合する際における、ATFのための所望の低温粘度を指す。ブルックフィールド粘度を、ASTMD 2983−04aにより測定し、結果を、試験温度におけるmPa・sで報告する。]
[0012] 「目標引火点」という語句は、ATFを配合する際に用いられるべきATF基油液についての所望の引火点を指す。以下に記載のように、ATF基油液の引火点は、ATF基油液、最終的にはATFを形成するために基油を混合する際のいくつかの目標に含まれる。]
[0013] 「目標酸化安定性」という語句は、ATFを配合する際に用いられるべきATF基油液についての所望の酸化安定性を指す。以下に記載のように、ATF基油液の酸化安定性は、ATF基油液、最終的にはATFを形成するために基油を混合する際のいくつかの目標に含まれる。特に、酸化安定性を、オキシデータBN値に従って測定することができる。ある実施形態において、オキシデータBNは、25から70時間の間である。]
[0014] 「目標ノアック揮発性」という語句は、基油の所望の低い揮発性を指す。「ノアック揮発性」は、ASTMD5800−05、手順Bに従って測定され、油を250℃で加熱し、そこを通して一定の空気流を60分間引き込んだ際に失われた、重量%で表わされる油の質量として定義される。ノアック揮発性は、酸化安定性と関連していない。ノアック揮発性は、より低い引火性をもたらし、揮発分の放出をより少なくする、追加的な所望の特性である。]
[0015] オキシデータBNは、基油の酸化安定性を測定するための便利な方法である。オキシデータBN試験は、米国特許第3,852,207号に、Stangeland等により記載されている。オキシデータBN試験では、ドルンテ型酸素吸収器により、酸化に対する耐性を測定する。R.W.Dornte「ホワイト油の酸化(Oxidation of White Oils)」Industrial and Engineering Chemistry、28巻、26頁、1936年を参照されたい。通常、条件は、340°Fで純酸素1気圧である。結果を、油100gによりO21000mlを吸収するための時間で報告する。オキシデータBN試験においては、油100グラム当たり触媒0.8mlを用い、添加剤パッケージはこの油の中に含まれている。触媒は、灯油中における可溶性金属ナフテネートの混合物である。可溶性金属ナフテネートの混合物により、使用されるクランクケース油の普通の金属分析を想定する。触媒中の金属量は以下の通りである。すなわち、銅=6927ppm、鉄=4083ppm、鉛=80208ppm、マンガン=350ppm、錫=3565ppmである。添加剤パッケージは、油100グラム当たり亜鉛ビスポリプロピレンフェニルジチオ−ホスフェート80ミリモル、又はOLOA260約1.1グラムである。オキシデータBN試験により、シミュレーションされた用途における潤滑基油の反応が測定される。高い値、すなわち酸素1リットルを吸収するための時間が長いことは、良好な酸化安定性を示す。OLOAは、Chevron Oroniteの登録商標であるOronite Lubricating Oil Additive(登録商標)の頭字語である。]
[0016] 実施形態において、完成潤滑剤の形成方法が提供される。この方法は、完成潤滑剤のための目標高温粘度を選択することを含む。基油ブレンドのための目標高温粘度を選択する。基油ブレンドのための目標高温粘度は、完成潤滑剤のための目標高温粘度を下回る。少なくとも3種の粘度等級の基油から少なくとも2種の基油を選択及び混合して、基油ブレンドのための目標高温粘度を満たす基油ブレンドを形成する。基油の等級は、100℃において0.5mm2/s超ずつ、又は1.0mm2/s超ずつ等の、それぞれと異なる動粘度をもつ基油である。基油ブレンドを、高性能添加剤パッケージ及び粘度調整剤と混合して、完成潤滑剤のための目標高温粘度を満たす完成潤滑剤を提供する。目標高温粘度を有する基油ブレンドのためのこの少なくとも2種の基油は、完成潤滑剤の目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤がより少なくなるように選択される。]
[0017] この少なくとも2種の基油は、ワックス質原料から作製され、異なる粘度等級であることができる。具体的には、2種の基油をブレンドして基油ブレンドを形成することができる。基油は、フィッシャー−トロプシュ由来であることができる。粘度調整剤は、高分子量ポリマー、例えばポリメタクリレートであることができる。]
[0018] ある実施形態において、この少なくとも2種の基油は、低温下における優れた粘度特性と、基油を変速機油中で非常に有用なものにする高せん断とを有する。低温クランキングシミュレータ見かけ粘度(CCS VIS)は、低温及び高せん断の下で潤滑基油の粘度特性を測定するために用いられる試験である。CCS VISを測定するための試験方法はASTMD 5293−04である。結果をmPa・sで報告する。この少なくとも2種の基油の−35℃において測定されたCCS VISは低く、例えば、式
CCS VIS(−35℃)、mPa・s=38×(100℃における動粘度)3
により算出される量を下回る、又は式
CCS VIS(−35℃)、mPa・s=38×(100℃における動粘度)2.8
により算出される量を下回る。]
[0019] ある実施形態において、この少なくとも2種の基油は、低いノアック揮発性、例えば以下の式
1000×(100℃における動粘度)−2.7
により算出される量を下回るノアック揮発性を有する。別の実施形態において、この少なくとも2種以上の基油は、以下の式
900×(100℃における動粘度)−2.8
により算出される量を下回るノアック揮発性を有する。ある実施形態において、この少なくとも2種以上の基油の少なくとも1種は、100℃において1.5から4.0mm2/sの間の動粘度、0から100の間の重量%ノアック揮発性を有し、ここで、ノアック揮発性は、以下の式
160−40(100℃における動粘度)
により算出される量を下回る。]
[0020] ある実施形態において、この少なくとも2種以上の基油の少なくとも1種は、100℃において2.4から3.8mm2/sの範囲内の動粘度と、式
900×(100℃における動粘度)−2.8−15
により定義される量を下回るノアック揮発性とを有する。2.4から3.8mm2/sの範囲内の動粘度について、式
900×(100℃における動粘度)−2.8−15
により、式
160−40(100℃における動粘度)
より低いノアック揮発性がもたらされる。]
[0021] ある実施形態において、この少なくとも2種以上の基油の少なくとも1種は、基油が、100℃において3.6から4.2mm2/sの動粘度、130超の粘度指数、12未満の重量%ノアック揮発性、及び−9℃未満の流動点を有する条件下で、高パラフィン性ワックスが水素異性化される方法で作製される。粘度指数は、ASTMD2270−04により測定される。]
[0022] ある実施形態において、この少なくとも2種以上の基油の少なくとも1種は、式
VI=28×Ln(100℃における動粘度)+y
の中におけるy値が95を上回るような高い粘度指数を有する。他のy値は、100又は105を上回ることができる。別の実施形態において、この少なくとも2種以上の基油すべては、上記の式中におけるy値が、この少なくとも2種又は基油のすべてについて95を上回るような高い粘度指数を有する。]
[0023] 商業的に実現可能なATFを作製するために、低温粘度の仕様(例えば、温度−40℃におけるブルックフィールド粘度の仕様)をも満たさなければならない。例えば、DEXRON(登録商標)−VI ATFについて、最大許容ブルックフィールド粘度は、−40℃において15000mPa・sである。基油の選択は、ブルックフィールド挙動に著しい影響を及ぼすことがある。]
[0024] このように、この方法は、完成潤滑剤のための目標低温粘度を選択することをさらに含むことができ、この少なくとも2種の基油を選択及び混合して、目標高温粘度及び目標低温粘度を満たすことができる。目標低温粘度は、−40℃におけるブルックフィールド粘度であることができ、目標高温粘度は、100℃における動粘度であることができる。特に、完成潤滑剤の目標低温粘度は、約2000から約20000mPa・sの間であることができる、完成潤滑剤の目標高温粘度は、約4から約10mm2/sの間の100℃における粘度であることができる、及び/又は基油ブレンドの目標高温粘度は、約3から約7.5mm2/sの間であることができる。]
[0025] 基油ブレンドは、170℃以上の目標引火点を有することができる。基油ブレンドは、約25超、約70未満のオキシデータBN値により定義される目標酸化安定性を有することができる。基油ブレンドは、約130から約170の間の粘度指数を有することができる。完成潤滑剤は、自動変速機油であることができる。この自動変速機油は、DEXRON−VIについての仕様を満たすことができる。]
[0026] 実施形態において、改善されたポリマー増粘効率をもつ基油ブレンドの作製方法が提供される。この方法は、(a)ワックス質原料から作製された2種以上の粘度等級の基油を選択することと、(b)基油ブレンドのための目標高温粘度を満たすために、この2種以上の粘度等級の基油をブレンドすることと、(c)この2種以上の粘度等級の基油を、高性能添加剤パッケージとブレンドして、基油ブレンドを形成することと、(d)この基油ブレンドを、粘度調整剤とブレンドして、完成潤滑剤を形成することと、(e)この完成潤滑剤の粘度を測定することと、(f)完成潤滑剤の粘度と基油ブレンドの粘度との間の差を算出することと、(g)ワックス質原料から作製されたこの2種以上の粘度等級の基油の選択を変更し、ステップ(a)から(f)を少なくとも1度繰り返すことと、(h)完成潤滑剤の粘度と基油ブレンドの粘度との間の差を比較して、2種以上の粘度等級のどの基油を選択すると最も大きい差が生じるかを決定することとを含む。]
[0027] 以下の例示的な実施例は、非限定的であることを意図したものである。]
[0028] 表1に示す、4種の異なるGTL基油を用いた。]
[0029] 密度を、ASTMD1480−02又はASTM D1481−02のいずれかにより測定する。流動点を、ASTM D5950−02により測定する。曇り点を、ASTM D5771−05により測定する。]
[0030] N−d−Mを、ASTMD3238−95(2005年再承認)に従って行い、任意の種類の炭素が負であると算出された場合には、結果を正規化する。この方法は、そのオレフィン含有率が2重量%未満であることを意味すると、本願において仮定される、「オレフィン不含」の供給原料についてである。正規化の方法は以下からなる。すなわち、
・Ca値がゼロ未満である場合は、Caをゼロに設定し、合計が100%になるように、Cn及びCpを比例して増加させる。
・Cn値がゼロ未満である場合は、Cnをゼロに設定し、合計が100%になるように、Ca及びCpを比例して増加させる。
・Cn及びCaの両方がゼロ未満である場合は、Cpを100%に設定する。]
[0031] 分岐の特性は、以下の7ステップの方法に従って、炭素−13NMRを用い、油の試料を分析することにより測定された。この方法の説明において引用した参照により、この方法のステップの詳細が提供される。ステップ1及び2は、新規の方法からの初期的な材料に対してのみ行われる。
1)DEPTパルスシーケンスを用い、CH分岐の中心、及びCH3分岐の末端の点を識別されたい(Doddrell,D.T.、D.T.Pegg、M.R.Bendall、Journal of Magnetic Resonance 1982、48、323ff)。
2)APTパルスシーケンスを用い、多数の分岐を起こす炭素(第四級炭素)が存在しないことを確認されたい(Patt,S.L.、J.N.Shoolery、Journal of Magnetic Resonance 1982、46、535ff)。
3)作表及び算出された値を用い、特定の分岐の位置及び長さに対する、様々な分岐の炭素の共鳴を帰属されたい(Lindeman,L.P.、Journal of Qualitative Analytical Chemistry 43、1971 1245ff、Netzel,D.A.他、Fuel、60、1981、307ff)。
例:
分岐 NMR化学シフト(ppm)
2−メチル22.5
3−メチル 19.1又は11.4
4−メチル 14.0
4+メチル 19.6
内部のエチル10.8
プロピル14.4
隣接したメチル 16.7
4)その末端メチルの炭素の積分強度を、単一の炭素の強度(=全積分/混合物中1分子当たりの炭素数)と比較することにより、様々な炭素位置における分岐の存在の相対的な周波数を定量されたい。末端及び分岐のメチルの両方が同じ共鳴の位置に現れる独特な場合である2−メチルの分岐について、分岐の存在の周波数を計算する前に、この強度を2で割った。4−メチルの分岐の分を算出及び作表したら、4+メチルに対するその寄与を差し引いて、二重に数えることを避けなくてはならない。
5)平均炭素数を計算されたい。平均炭素数を、試料の分子量(ASTMD2503−92[2002年再承認]により測定されたMW)を14(CH2の式量)で割ることにより、潤滑剤材料について十分な確度で測定することができる。
6)1分子当たりの分岐数は、ステップ4において見出された分岐の合計である。
7)炭素原子100個当たりのアルキル分岐数は、1分子当たりの分岐数(ステップ6)×100/平均炭素数から算出される。]
[0032] 測定を、任意のフーリエ変換NMR分析器を用い行うことができる。好ましくは、この測定は、7.0T以上の磁石を有する分析器を用い行われる。すべての場合において、芳香族炭素が含まれていないことを、質量分析器、UV又はNMRの調査による確認後に、スペクトル幅を、飽和炭素領域、TMS(テトラメチルシラン)に対して約0〜80ppmに限定した。クロロホルム−d1中、15から25重量パーセントの溶液を、45度のパルス、次いで0.8秒のデータ採取時間により励起させた。不均一な強度データを最小限にするために、励起パルスの前、及びデータ採取の間における10秒の遅延の間にプロトンデカプラーをゲートオフした。全実験時間は11〜80分の範囲であった。DEPT及びAPTのシーケンスは、文献の説明に従って行われたが、Varian又はBrukerの運転マニュアルの中の記載にはわずかな差異がある。]
[0033] DEPTは、分極移動による無歪増大である。DEPTにより、第四級のものは示されない。DEPT45のシーケンスにより、プロトンに結合しているすべての炭素の信号が得られる。DEPT90は、CHの炭素のみを示す。DEPT135は、CH及びCH3のアップを示し、CH2180度は位相不一致である(ダウン)。APTは、結合プロトン試験である。これにより、すべての炭素を観測することが可能になるが、CH及びCH3がアップである場合に、第四級のもの及びCH2はダウンである。このシーケンスは、すべての分岐のメチルが、対応するCHを有するはずであるという点で有用である。また、メチルは、化学シフト及び位相により明瞭に識別される。両方とも、引用した参考文献に記載されている。それぞれの試料の分岐の特性を、全試料のパラフィン性が同じであるという計算上の仮定を用い、C−13NMRにより測定した。様々な量で油試料中に存在し得たn−パラフィン又はナフテンのための補正は行わなかった。]
[0034] 4種の異なるGTL基油を、表2に示す比率で混合して、100℃で約4.8mm2/sの粘度をもつATF基油を形成した。このように、目標高温(すなわち100℃)粘度4.8mm2/sは、軽質基油のための高温粘度、3.776mm2/sを上回ったが、中軽質基油のための高温粘度、6.244mm2/sを下回った。ブレンドした基油の100℃における目標粘度4.8mm2/sを選択して、許容可能な低温特性(例えば、粘度又はポンパビリティ)が得られた。この組合せが、目標基油粘度を超えるので、中質基油を中軽質基油と混合しなかった。この組合せが、許容可能な高温特性(例えば粘度)が得られず、許容可能な高温特性を得るために許容できない大量のポリマーの粘度調整剤を必要とするので、超軽質基油を軽質基油と混合しなかった。]
[0035] 異なるGTL基油を混合してATF基油を形成する際の主な目標は、ATF基油の高温粘度である。異なるGTL基油を混合してATF基油を形成する際の別の重要な目標は、ATF基油の低温粘度である。異なるGTL基油を混合してATF基油を形成する際の副次的な目標は、ATF基油の引火点、ノアック揮発性、酸化安定性及び摩擦特性である。]
[0036] ATFを配合する者の観点からすれば、表2の4種のATF基油は本質的に同一である。表2の4種のATF基油は、100℃におけるほぼ同じ粘度、粘度指数及び密度を有する。さらに、ATF基油はすべて、芳香族化合物をほとんど含んでおらず、添加剤パッケージ、及びポリマーの粘度指数向上剤に対して、類似した溶媒特性を示すはずである。]
[0037] 同じATF添加剤パッケージ(DI)、Hitec 3491を、表2の4種のATF基油のそれぞれに添加し、生じた100℃における動粘度を測定した。添加剤パッケージを、完全に配合済みのATFに基づいて、7.18重量%の取扱比率で用いた。この添加剤パッケージは、工場及びサービスの充填のためにGeneral Motorsにより用いられている新世代ATFであるDEXRON−VI ATFをブレンドするための、現在における唯一の公認パッケージである。固定量のポリメタクリレート粘度調整剤、Hitec 5738を、ATF基油及びATF添加剤パッケージの混合物それぞれに添加して、完成ATFを作製した。粘度調整剤の3つの異なる取扱比率(すなわち、0.5、1.5及び3.0重量%)を用いた。]
[0038] 表3に、DI7.18重量%、次いで粘度調整剤(VM)0.5重量%を添加した後における粘度の増加を示す。]
[0039] このように、ブレンド済みATF中の最終的なVM濃度0.5重量%をもつXL+MLのATF基油について、ATF基油の粘度は4.696mm2/sであった(表2を参照されたい)。DIを添加後、粘度は、5.170mm2/sに0.474mm2/s増加した。ATF基油及びDIにVMを添加後、粘度は、5.313mm2/sに、0.143mm2/sさらに増加した。]
[0040] 表4に、DI7.18重量%、次いでVM1.5重量%を添加した後における粘度の増加を示す。]
[0041] 表5に、DI7.18重量%、次いでVM3.0重量%を添加した後における粘度の増加を示す。]
[0042] 表3から5に、いくつかの驚くべき挙動が示されている。一般に、4種のATF基油のいずれかに、固定量のDI又はVMのいずれかを添加することにより、同じ粘度増加が生じることが予想される。しかし、結果は、ATF基油に応じて粘度増加が異なることを明瞭に示し、これは、異なるATF基油中に、異なる溶媒−溶質相互作用が生じることを示している。さらに、ATF基油は、粘度、密度及び化学組成の点で非常に類似しているので、溶解度に違いは見られないと予想される。表3〜5のそれぞれにおいて、L+Mの基油により生じる粘度増加が最も大きく、XL+MLの基油により生じる粘度増加が最も小さい。したがって、完成ATFを配合する際に必要とされる高価なVMの量を、基油の最適なブレンドを選択することにより最少化できるので、全体的な製品コストが低減される。]
[0043] 最も有効なポリマー増粘性をもつブレンド例(L+ML及びL+M)は、より高粘度の油の重量%ナフテン性炭素と、より低粘度の油の重量%ナフテン性炭素との間の差が、0.10から1.5重量%の間である2種のブレンドであった。最も有効なポリマー増粘性をもつこれらの同じブレンド例は、より高粘度の油、及びより低粘度の油の炭素100個当たりのアルキル分岐の間の差が1.10未満である2種のブレンドでもあった。最も有効なポリマーの増粘性をもつこれらの同じ2種のブレンド例は、ASTMD6352−04によるT50の沸点の間の差がより小さかった。150又は120未満の、より高粘度及びより低粘度の基油のT50の沸点の間の華氏度での差を有する2つの例は、改善されたポリマー増粘性を有していた。]
[0044] この例に基づき、実施形態において、自動変速機油の形成方法が提供される。この方法は、自動変速機油のための目標高温粘度を選択することを含む。基油ブレンドのための目標高温粘度を選択する。超軽質基油分画、軽質基油分画、中軽質基油分画及び中質基油分画が与えられる。高粘度基油分画及び低粘度基油分画を混合して、基油ブレンドの目標高温粘度を満たす基油ブレンドを形成する。基油ブレンドを、高性能添加剤パッケージ及び粘度調整剤と混合して、自動変速機油の目標高温粘度を満たす自動変速機油を形成する。目標高温粘度を有する基油ブレンドのための高粘度基油分画及び低粘度基油分画は、自動変速機油の目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤の量を最少化するように選択される。高粘度基油分画は、約5mm2/s超の100℃における動粘度を有する。低粘度基油分画は、約5mm2/s未満の100℃における動粘度を有する。高粘度基油分画は、中軽質基油分画、中質基油分画、又はそれらの混合物から選択され得る。低粘度基油分画は、超軽質基油分画、軽質基油分画、又はそれらの混合物から選択され得る。]
実施例

[0045] 本明細書において開示される代表的な実施形態の多くの変更を、当業者は容易に着想するであろう。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれるすべての構造及び方法を含むものとして解釈されるべきである。]
权利要求:

請求項1
完成潤滑剤のための目標高温粘度を選択することと、完成潤滑剤のための目標高温粘度を下回る基油ブレンドのための目標高温粘度を選択することと、少なくとも3種の粘度等級の基油から少なくとも2種の基油を選択及び混合して、基油ブレンドのための目標高温粘度を満たす基油ブレンドを形成することと、基油ブレンドを、高性能添加剤パッケージ及び粘度調整剤と混合して、完成潤滑剤のための目標高温粘度を満たす完成潤滑剤を提供することとを含み、目標高温粘度を有する基油ブレンドのための前記少なくとも2種の基油が、完成潤滑剤の目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤がより少なくなるように選択される、完成潤滑剤の形成方法。
請求項2
前記少なくとも2種の基油が、ワックス質原料から作製され、異なる粘度等級である、請求項1に記載の方法。
請求項3
基油が、フィッシャー−トロプシュ由来である、請求項1に記載の方法。
請求項4
完成潤滑剤のための目標低温粘度を選択することをさらに含み、前記少なくとも2種の基油を選択及び混合して、目標高温粘度及び目標低温粘度を満たす、請求項1に記載の方法。
請求項5
目標低温粘度が、−40℃における粘度であり、目標高温粘度が、100℃における粘度である、請求項4に記載の方法。
請求項6
完成潤滑剤の目標低温粘度が、約2000から約20000mPa・sの間である、請求項5に記載の方法。
請求項7
基油ブレンドの目標高温粘度が、約3から約7.5mm2/sの間である、請求項5に記載の方法。
請求項8
完成潤滑剤が自動変速機油である、請求項1に記載の方法。
請求項9
自動変速機油が、DEXRON−VIについての仕様を満たす、請求項8に記載の方法。
請求項10
完成潤滑剤の目標高温粘度が、約4から約10mm2/sの間の100℃における粘度である、請求項1に記載の方法。
請求項11
2種の基油をブレンドして、基油ブレンドを形成する、請求項1に記載の方法。
請求項12
基油ブレンドが、170℃以上の目標引火点を有する、請求項1に記載の方法。
請求項13
基油ブレンドが、約25を上回るオキシデータBN値の目標酸化安定性を有する、請求項1に記載の方法。
請求項14
粘度調整剤が高分子量ポリマーである、請求項1に記載の方法。
請求項15
高分子量ポリマーがポリメタクリレートである、請求項14に記載の方法。
請求項16
基油ブレンドが、約130から約170の間の粘度指数を有する、請求項1に記載の方法。
請求項17
(a)ワックス質原料から作製された2種以上の粘度等級の基油を選択することと、(b)前記2種以上の等級の基油をブレンドして目標の粘度にすることと、(c)前記2種以上の粘度等級の基油を、固定量の高性能添加剤パッケージとブレンドして、基油ブレンドを形成することと、(d)基油ブレンドを、固定量の粘度調整剤とブレンドして、完成潤滑剤を形成することと、(e)完成潤滑剤の粘度を測定することと、(f)完成潤滑剤の粘度と基油ブレンドの粘度との間の差を算出することと、(g)ワックス質原料から作製された前記2種以上の粘度等級の基油の選択を変更し、ステップ(a)から(f)を少なくとも1度繰り返すことと、(h)完成潤滑剤の粘度と基油ブレンドの粘度との間の差を比較して、前記2種以上の粘度等級のどの基油を選択すると最も大きい差が生じるかを決定することとを含む、改善されたポリマー増粘効率をもつ基油ブレンドの作製方法。
請求項18
完成潤滑剤の粘度と基油ブレンドの粘度との間の最も大きい差により、完成潤滑剤の目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤の量が最少化される、請求項17に記載の方法。
請求項19
自動変速機油のための目標高温粘度を選択することと、基油ブレンドのための目標高温粘度を選択することと、高粘度基油分画及び低粘度基油分画を混合して、基油ブレンドの目標高温粘度を満たす基油ブレンドを形成することと、基油ブレンドを、高性能添加剤パッケージ及び粘度調整剤と混合して、自動変速機油の目標高温粘度を満たす自動変速機油を形成することとを含み、自動変速機油の目標高温粘度を満たすために必要とされる粘度調整剤の量が最少化される、自動変速機油の形成方法。
請求項20
高粘度基油分画が、中軽質基油分画、中質基油分画、又はそれらの混合物から選択され、低粘度基油分画が、超軽質基油分画、軽質基油分画、又はそれらの混合物から選択される、請求項18に記載の方法。
請求項21
高粘度基油分画及び低粘度基油分画の間の、ナフテン性炭素の重量%での差が、0.10から1.5の間である、請求項18に記載の方法。
請求項22
高粘度基油分画の炭素100個当たりのアルキル分岐数と、低粘度基油分画の炭素100個当たりのアルキル分岐数との間の差が、1.10未満である、請求項18に記載の方法。
請求項23
高粘度基油分画のT50の沸点と、低粘度基油分画のT50の沸点との間の差が、150°F未満である、請求項18に記載の方法。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
US10584302B2|2020-03-10|Lubricating oil composition and method for manufacturing said lubricating oil composition
US5602086A|1997-02-11|Lubricant compositions of polyalphaolefin and alkylated aromatic fluids
US7947634B2|2011-05-24|Process for making a lubricant having good rust inhibition
Chastek2011|Improving cold flow properties of canola-based biodiesel
KR101145465B1|2012-05-15|냉동기 오일 조성물
KR100855112B1|2008-08-28|전-수소처리된 합성유를 포함하는 식물유계 윤활유
Khemchandani et al.2014|A biocompatible ionic liquid as an antiwear additive for biodegradable lubricants
US7585823B2|2009-09-08|Lubricating fluids with enhanced energy efficiency and durability
JP4536370B2|2010-09-01|潤滑油組成物
US5817606A|1998-10-06|Viscosity index improving additives for phosphate ester-containing hydraulic fluids
US5180865A|1993-01-19|Base oil for shear stable multi-viscosity lubricants and lubricants therefrom
CA2678700C|2014-12-02|Lubricant base oils and lubricant compositions and methods for making them
JP4919813B2|2012-04-18|ウォームギアー類に使用するための高効率性ポリアルキレングリコール潤滑油
RU2247141C2|2005-02-27|Композиционные смазочные масла, содержащие высокоэффективные базовые масла, полученные из парафиновых углеводородов
CN101437928B|2012-07-25|具有低牵引系数的基油的齿轮润滑剂
JP2008530268A|2008-08-07|低けん引特性を持つ潤滑流体
AU2005322299B2|2010-11-11|Hydraulic oil with excellent air release and low foaming tendency
US20090137435A1|2009-05-28|Electrical Oil Formulation
CN109913293A|2019-06-21|汽油发动机用润滑油组合物及其制造方法
NL1028953C2|2007-06-05|Werkwijze voor het verbeteren van de smeereigenschappen van basisolien onder toepassing van een geïsomeriseerd aardolieproduct.
JP4634300B2|2011-02-23|Lubricating oil composition and lubricating oil for internal combustion engine
US20120108482A1|2012-05-03|Polyakylene glycols useful as lubricant additives for groups i-iv hydrocarbon oils
RU2627696C2|2017-08-10|Смазочная композиция для судового двигателя
ES2201684T3|2004-03-16|Polimeros de estrella que aumentan el indice de viscosidad en aceite.
US10155915B2|2018-12-18|Lubricating oil composition and method for reducing friction in internal combustion engines
同族专利:
公开号 | 公开日
EP2235149A1|2010-10-06|
WO2009076012A1|2009-06-18|
EP2235149A4|2012-10-31|
US20090149360A1|2009-06-11|
MX2010005819A|2010-08-31|
BRPI0820142A2|2015-05-12|
CN101896588A|2010-11-24|
CN101896588B|2013-06-12|
US8540869B2|2013-09-24|
CA2706886A1|2009-06-18|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JP2005538217A|2002-09-04|2005-12-15|シェブロンユー.エス.エー.インコーポレイテッド|高品質潤滑基油を製造するためのフィッシャー・トロプシュ法による低粘度基油の混合|
JP2004169025A|2002-11-07|2004-06-17|Nippon Oil Corp|Lubricating oil composition for transmission|
JP2006519910A|2003-03-11|2006-08-31|シェブロンユー.エス.エー.インコーポレイテッド|低粘度のフィッシャー−トロプシュ基油とフィッシャー−トロプシュ由来ボトム油又はブライトストックとのブレンド|
WO2006019821A2|2004-08-05|2006-02-23|Chevron U.S.A. Inc.|Multigrade engine oil prepared from fischer-tropsch distillate base oil|
JP2006117854A|2004-10-22|2006-05-11|Nippon Oil Corp|Lubricating oil composition for transmission|
JP2007284564A|2006-04-17|2007-11-01|Jatco Ltd|Lubricating oil composition for automatic transmission|WO2018135230A1|2017-01-20|2018-07-26|出光興産株式会社|潤滑油組成物、潤滑油組成物の製造方法及び変速機|US3852207A|1973-03-26|1974-12-03|Chevron Res|Production of stable lubricating oils by sequential hydrocracking and hydrogenation|
US4673487A|1984-11-13|1987-06-16|Chevron Research Company|Hydrogenation of a hydrocrackate using a hydrofinishing catalyst comprising palladium|
US5082986A|1989-02-17|1992-01-21|Chevron Research Company|Process for producing lube oil from olefins by isomerization over a silicoaluminophosphate catalyst|
DE3930142A1|1989-09-09|1991-03-21|Roehm Gmbh|Dispergierwirksame viskositaets-index-verbesserer|
US5641732A|1995-07-17|1997-06-24|Exxon Chemical Patents Inc.|Automatic transmission fluids of improved viscometric properties|
US6080301A|1998-09-04|2000-06-27|Exxonmobil Research And Engineering Company|Premium synthetic lubricant base stock having at least 95% non-cyclic isoparaffins|
US6255546B1|2000-02-08|2001-07-03|Exxonmobile Research And Engineering Company|Functional fluid with low Brookfield Viscosity|
US20050043192A1|2003-08-22|2005-02-24|Alexander Albert Gordon|Shear stable functional fluid with low brookfield viscosity|
US7195706B2|2003-12-23|2007-03-27|Chevron U.S.A. Inc.|Finished lubricating comprising lubricating base oil with high monocycloparaffins and low multicycloparaffins|
KR101347964B1|2004-10-22|2014-01-07|제이엑스 닛코닛세키에너지주식회사|변속기용 윤활유 조성물|
US7981270B2|2005-03-11|2011-07-19|Chevron U.S.A. Inc.|Extra light hydrocarbon liquids|
EP1887075B1|2005-03-25|2019-09-18|Mitsui Chemicals, Inc.|Viscosity control agent for lubricant for power transfer system and lubricant composition for power transfer system|
US20090088352A1|2007-09-27|2009-04-02|Chevron U.S.A. Inc.|Tractor hydraulic fluid compositions and preparation thereof|JP2017155079A|2016-02-29|2017-09-07|出光興産株式会社|潤滑油組成物、潤滑方法、及び変速機|
法律状态:
2011-11-16| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111115 |
2013-05-16| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130515 |
2013-06-10| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130607 |
2013-09-07| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130906 |
2013-09-17| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130913 |
2013-10-08| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131007 |
2013-10-16| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131015 |
2013-11-08| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131107 |
2013-11-15| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131114 |
2013-11-23| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131122 |
2014-03-31| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140328 |
2014-06-13| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140612 |
2015-02-02| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150130 |
2015-07-08| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150707 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]